SI インスペクタ
用途に応じて組み合わせ自由 CTPシステムを強力にサポート
印刷産業の、フルデジタル化は想像以上に進捗して来ており、CTPシステムの導入も盛んになっております。 CTPでは、中間肯定のフィルム出力を省略することで、コスト削減・納期短縮・精度の高い刷版の作成、また、デジタルデータの運用により、工程の標準化・自動化が可能になるなど、多くのメリットが生じます。また、デジタルデータのメリットを生かして、遠隔地間でのデータ転送によるリモートプルーフなども可能となります。
一方、フィルム出力工程を省略することにより、検版や、色校正の方法などにはさまざまな問題が生じてきます。CTPの運用を考える上で、この作業を以下に自動化するかは重要な課題となります。
「SI インスペクタ」はこのようなCTP時代の要求にこたえて登場した、1つのパッケージの中で、デジタル検版、色校正、リモートプルーフを自動で行うシステムです。 |
■機能
1、自動デジタル検版機能
新アーキテクチャによる高速画像比較機能により、RIP処理した手直し前のデータと、手直し後のデータを比較し相違個所抽出し、強調表示して結果を自動プリント出力します。これにより、文字の違い、文字・画像の濃度(色)の違い、文字・画像の位置の違いなどをビット単位で検出することができます。
2、高精度なインクジェットプルーフ出力
RIP済みの1-bit TIFFやCMYK TIFFのカラーデータを大サイズ凡庸インクジェットプリンターから出力します。エプソン社の最新プリンやPXシリーズのドラーバーを備え、カラーマッチングにはICCプロファイルを超える新方式(CCTプロファイル)を採用し、従来より精度の高いインクジェットプルーフ出力を可能としています。
3、メール添付方式による簡単操作のリモートプルーフ出力
特別の回線を使用せず、最小の通信設定だけでメールに添付してデータを転送することができます。データサイズの大きいものは、自動分割して送信し、受信側では自動復元・プリント出力されます。また、独自のデータ暗号化により高いセキュリティを確保し、ステータスも似た機能により、ネットワーク障害がおきたときなども迅速に対応することができます。
4、ホットホルダーによる自動処理機能
これらの機能は、ホットホルダー設定によってすべて自動で行われます。 |
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■機能
1、自動デジタル検版機能
新アーキテクチャによる高速画像比較機能により、RIP処理した手直し前のデータと、手直し後のデータを比較し相違個所抽出し、強調表示して結果を自動プリント出力します。これにより、文字の違い、文字・画像の濃度(色)の違い、文字・画像の位置の違いなどをビット単位で検出することができます。
2、高精度なインクジェットプルーフ出力
RIP済みの1-bit TIFFやCMYK TIFFのカラーデータを大サイズ凡庸インクジェットプリンターから出力します。エプソン社の最新プリンやPXシリーズのドラーバーを備え、カラーマッチングにはICCプロファイルを超える新方式(CCTプロファイル)を採用し、従来より精度の高いインクジェットプルーフ出力を可能としています。
3、メール添付方式による簡単操作のリモートプルーフ出力
特別の回線を使用せず、最小の通信設定だけでメールに添付してデータを転送することができます。データサイズの大きいものは、自動分割して送信し、受信側では自動復元・プリント出力されます。また、独自のデータ暗号化により高いセキュリティを確保し、ステータスも似た機能により、ネットワーク障害がおきたときなども迅速に対応することができます。
4、ホットホルダーによる自動処理機能
これらの機能は、ホットホルダー設定によってすべて自動で行われます。
■ソフトウェア構成
SIインスペクタは、「SI-Server」、 「Si-Checker」、「SI-Proofer」の核となる3つのソフトとサブツールから構成され、それぞれが有機的に連携してデジタル検版、インクジェットプルーフ、リモートプルーフの自動化を実現しています。また、柔軟なシステム構成になっていますので、使用環境により必要部分のみの導入が可能です。
●SI-Server |
SI-Server メイン画面
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データの色変換機能、ファイル名のリネーム機能、データ解像度変換機能、1-bitデータの重合機能(オプション)、2台のプリンタを直接駆動するプリントサーバー機能などを持つソフトウェア。 |
●SI-Checker |
SI-Server メイン画面 |
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新アーキテクチャーによる高速画像比較機能を持ち、相違個所を抽出・強調表示するソフトウェア。 |
●SI-Proofer |
ADSLなどの一般回線を利用して、簡単操作でリモートプルーフを可能にするソフトウェア |
●SI-Remote/SI-Receiver |
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リモートプルーフ送受信ソフトウェア |
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SI-Remote(送信) メイン画面 |
SI-Receiver(受信) メイン画面 |
■特徴
●マルチホットフォルダによる自動処理
複数のホットフォルダが設定できフォルダごとに、プロファイル・リネーム・プリンタ選択など細かい設定が可能で、これらによりデジタル権版、デジタルプルーフ、リモートプルーフの自動処理を行います。
●相違個所の見易い検版結果を自動プリント
検版結果は、初版・再版データの際部分を枠で囲み、枠内に再版データを表示または差異部分を色ベタ表示します。枠外については、任意に濃度設定でき相違点を人目で確認することができます。またプリンタに自動プリント出力できます。
●新方式のカラーマネジメント方式を採用
印刷機のプロファイル作成用チャート測色地と、プリンタ側の測色地のペアを、すべてのCMYK色でダイレクトに色変換を行いその結果を色変換テーブルとして適用する新方式(CCTファイル)を採用し、従来に増して精度の高いプルーフィングを可能としています。また、この色変換テーブルは、ユーザーが直接アクセス可能で、微調整をすることも可能です。
●2台のプリンタを同時駆動
2台の大型インクジェットプリンタを接続、同時駆動することができます。ワークフローでボトルネックになりがちなプリント出力部分を複数台にすることでジョブの分散、用紙の使い分けなどに大きな効果を発揮します。
●メール添付方式によるデータ転送(リモートプルーフ時)
特別の回線を使用せず、多様なネット枠接続性をサポートし、すでに導入済みのネットワークなどを活用し、同一企業内でも、取引企業間のリモートアクセスでも最小の通信設定だけでメールに添付してデータを転送することができます。データサイズの大きいものは、自動分割して送信し、受信側では自動復元・プリント出力されます。
●万全のデータセキュリティ(リモートプルーフ時)
独自のデータ暗号化により高いセキュリティを確保し、ステータスも似た機能により、ネットワーク障害がおきたときなども迅速に対応することができます。
●社内ネットワークに負荷をかけないシステム構成
各システム間のデータ転送や、プリンタ接続には、IEEE1394やUSB接続が可能で、高速データ転送を実現すると同時に社内ネットワークに対しての負荷を低減しています。
●PDF、1-bit Tiffに対応(オプション)
データの信頼性、扱いやすさなどを考慮し、PDF(フォントアウトライン埋め込み済みファイル)、1-bit Tiffに対応したシステム構成となっています。
●柔軟なシステム構築
ソフトウエアの選択により必要部分のみの導入が可能で、機能追加やワークフローによるカスタマイズなどに対応できますので柔軟なシステム構築が可能です。
■ワークフロー
1、初校データのプルーフィング
RIPでTIFF変換された初校データは、SI-Serverに送られ、高精度の色補正を行ったうえでプルーフ出力されます。同時に、SI-Checkerに送られ一時保管されます。
2、再校データのプルーフィング及び検版結果プリント出力
再校データは、RIPでTiff変換後、SI-Serverに送られ、必要であればプルーフ出力され、その後SI-Checkerへ転送されます。SI-Checkerは、先の保管した初校データと、この再校データとの比較を行い相違点を自動検出。比較結果データは、SI-CheckerからSI-Serverへ転送されて相違点を強調された検版結果がプリント出力されます。
3、リモートプルーフィング
初校データ、デジタル検版結果データは、各々、SI-Prooferに送ることで指定リモート先でのプリント出力が自動的に行われます。
■SI インスペクタのワークフロー
■用途別ワークフロー例
■CCTプロファイル
SIインスペクタでは、現在標準的な色変換用プロファイルとして使用されているルックアップテーブル方式ではなく、印刷機の測色値と、プリンタ側の測色値のペアを、すべてのCMYK色でダイレクトに色変換を行いその結果をプロファイル(色変換テーブル)として適用する独自の方式を採用しています。標準的なルックアップテーブル方式では、色変換のルックアップテーブルの数は、CMYK→Lab部で17分割、Lab→CMYK部で33分割のものが多く、これらのグリッド店以外の色情報は色変換エンジンが補間演算で求める仕組みになっています。また、現在のCMSの基本的な考え方として印刷ターゲットプロファイルとプリンタプロファイルをそれぞれ別々に作成し、そのようなターゲットがペアになってもよいように凡庸的なグリッド値が計算されています。また、プロファイル自体のファイルサイズをポータブルにするために、先のように分割されたグリッド内にいろ情報を圧縮してしまうためせっかく測定した生の色情報を生かしきれなきあったり、制度の低下を引き起こすことになってしまいます。SI インスペクタのCCT色変換方式は、印刷機とプリンタの各2230色の測色値を利用して、すべてのCMYK色でダイレクトに色変換を行いその結果をCCT(Complete Color Table)プロファイル(色変換テーブル)として適用する方法で、高精度のインクジェットプルーフを可能としています。また、付属の「CCTクリエータ」を利用して、測色値からのプロファイル作成や編集も行えるようになっています。 |
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■主なシステムラインアップ
システム名 |
ソフトウエア構成 |
機能 |
SI インスペクタ |
SI-Server Si-Checker |
インクジェットプルーフ デジタル検版 |
SI インスペクタNP |
SI-Server-NP Si-Checker |
ジタル検版(CMS機能及びプリンタドライバなし) |
SI インスペクタR |
SI-Server Si-Checker SI-Remote SI-Receiver |
インクジェットプルーフ デジタル検版 リモートプルーフ送受信 |
SI インスペクタRHG |
SI-Server Si-Checker SI-Remote-HG SI-Receiver |
インクジェットプルーフ デジタル検版 リモートプルーフ送受信(*1) |
SI リモートプルーフ |
SI-Server SI-Remote SI-Receiver |
インクジェットプルーフ リモートプルーフ送受信 |
SI プルーフ |
SI-Proofer |
インクジェットプルーフ |
オプションソフトウエア |
説明 |
SI Server-OP (PDF) |
SI-Server用 PDF対応オプション |
SI Server-OP (1bit Tiff) |
SI-Server用 1bit Tiff対応オプション |
SI Server-OP (PDF & 1bitTiff) |
SI-Server用 PDF & 1bitTiff対応オプション |
SI Auto Print |
SI-Server用 Windowsドラーバーからの出力対応オプション |
■主な仕様
OS |
Microsoft Windows 2000 Professional |
プリンタ接続 |
USB/IEEE1394(PX-10000) |
使用PC |
CPU : |
Intel Pentium 4 プロセッサ
2.0GHz以上推奨 |
メモリ : |
1GB以上推奨 |
HDD : |
120GB以上推奨(7200回転以上) |
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使用
インクモード
|
6色/7色モード |
スクリーニング |
誤差拡散 |
対応
プリンタ |
EPSON |
PM-4000PX / PX-7000 |
PM-9000 / PX-10000 |
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カラーマネジメント |
測色地フル色変換機能
色変換テーブル編集機能
出力トーン調整機能 |
制御プリンタ数 |
最大2台まで同時出力 |
専用紙 |
EPSON |
PX プルーフ用紙 |
ピクトリコ |
DCP-3、 DCM |
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入力データ形式 |
Comp Tiff 、オプション(1-bit Tiff / PDF) |
添付
プロファイル |
標準添付プロファイル3種
カスタマイズ1種作成 |
ページ記述言語 |
PDF1.4互換 |
●システムラインナップはソフトウエアのみです。ハードウエアは含まれません。●(*1)送信先4ヶ所まで同時設定可能
●書くソフトウエアの組み合わせにより、様々なソリューションへの対応が可能です。
●改良のため、本製品は予告なくしようを変更することがあります。●記載された会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。 |