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キャリブレーションの機能

映像や画像をデジタル処理する場合、その核になるマンマシーン・インターフェイスがモニタです。モニタ上で画像を作成したり編集するとき、忠実に色を再現するためにどのような設定が必要でしょうか?
モニタで忠実に色再現をするには、基準となる白色の色温度とガンマ特性を抑える必要があります。※1印刷物にたとえると、色温度は紙の白を意味し、ガンマ特性とは印刷の会長を意味します。この調整がモニタのキャリブレーションです。
今までは調整や設定が難しいため、あきらめていたモニタの色再現性!! プリファービジョンなら、これらの設定をプレシジョンキャリブレータと独自のソフトウェア「プレシジョンカラー」を利用して、どなたでも正確にすばやく調整できます。
※1 基準値として印刷の場合には、色温度5000K(度)、ガンマ1.8が一般的です。

- プレシジョンカラー -
プレシジョンカラーは付属のプレシジョンキャリブレータを使用して次の設定ができます。
あらかじめ目的の値をGUIソフト上から選択、後はボタンをクリックするだけで自動調整されます。

ホワイトキャリブレーション:
  画面の白を、目的の色温度に自動調整します。
ガンマ設定(補正):
  画面のコントラスト比を、目的の値に設定します。

明るさの自動設定:
画面の明るさを目的の値に自動調整します。
オワイトユニフォミティー補正:
  画面全体の明るさが、均一になるように補正します。

その他、モニタプロファイル作成機能やネットワークプロファイルの作成・読み込み機能があります。

メインメニュー

ホワイトキャリブレーション

モニタプロファイル
- システムキャリブレーション -
 

モニタの色再現は、色温度とガンマ特性が重要です。

コンピュータから出力される映像信号のRGBバランスは若干のバラツキを持っています。このバラツキを押さえ、色温度やガンマを基準値にあわせることがシステムキャリブレーションです。

プリファービジョンを活用すると、このシステムキャリブレーションを手軽に行うことができます。

システムキャリブレーションによって、システム間で同一の色再現が可能となり、ネットワーク上にあるモニタ(プリファービジョン)の色再現を同一にすることができます。

これにより遠隔地間での、カラーコミュニケーション・ネットワークカラーマッチングをより忠実なものにできます。
ネットワークカラーマッチング概念図

DTPカラーマネジメントに対し、世界共通となりつつあるICCプロファイルは、各周辺機器の色特性をデータ化したものです。モニタを正確にキャリブレーションすることと、ICCプロファイルを利用することで、モニタ上でのカラーシミュレーションを自由に行えるようになります。

PhotoShop™を例にICCプロファイルを使って、モニタプルーフ画像を得るための設定手順をご紹介いたします。

PhotoShop™では、RGB←→CMYKの画像モード変換を行う際の色情報は、モニタプロファイルとの関係により決まります。モニタには、お使いの「プリファービジョン」プロファイルを設定します。色分解テーブルには、ターゲットとする出力機のプロファイル(CMYKプロファイル)を設定します。

CMYKモードの画像をこのモニタで見ると、モニタはRGBの表示器になりますので、画像は先ほど設定したモニタ及び出力機のプロファイル情報にもとづきCMYKからRGBに変更されます。したがってモニタには出力機のイメージが表示されるようになり、モニタプルーフができ上がります。

このように、キャリブレーションされたモニタとICCプロファイルとを組み合わせると、RGBモードの画像については基準画像として、又CMYKモードの画像については、プルーフ画像としてみることができます。

プリファービジョンに採用のプレシジョンディスプレイは、独自の会と方式を採用した黒レベルの自動安定化昨日や色温度安定化機能※2により、いつでも安定した色再現が得られます。

※2) 特許出願中
プリファービジョンに採用のプレシジョンキャリブレータは、高精度色センサを採用したキャリブレータです。プレシジョンカラーとの使用で正確なホワイトポイントの測定、調整が可能になり、キャリブレーションをより確実なもにとします。
 precision1
■プレシジョンキャリブレータ


PreferVision™ プリファービジョン

●機能

●カラーキャリブレーション機能
CRTの軽年変化、個体間のバラツキ、使用環境の違いなどによって起こる色差を自動調整し、常に安定した性能を維持することが出来ます。

●明るさの自動設定機能
通常に使用するブライトネス・コントラストの状態をトウロクし、常に同じ明るさに設定することができます。

●ホワイトユニフォミティ補正機能
画面上の明るさを測定して、バラツキがある場合は自動調整し、常に明るさが均一になる様に安定した状態を維持することができます。

●環境変化に対応する
S.C.T.S(Stabilized Color Temperature System)の採用
コントラスト・ブライトネスを変更したときもディスプレイの色味が変わりません。

●マルチメディアに最適なカラーコントロール機能
画像の白色を好みの色に合わせ、その色データを3種類登録することが出来ます。
標準登録色温度は、9300K/6500K/5000Kです。
色温度調整範囲は、3000K〜10000Kです。

●黒レベルの自動安定化機能
独自の回路方式により、CRTの動作状態を監視することによって、常に安定した色再現を実現できます。

●γ補正機能
CRTのγ値を測定し、モニタ上に表示したいγ値を選択して自動設定させることで、各メディアに適した画面のコントラスト日を簡単に設定することができます。

●モニタプロファイルの作成機能
モニタのICCプロファイルを作成し、ICCプロファイルに対応した各種アプリケーションを設定することで、モニタの性能を生かした色再現を実現します。

●ネットワークプロファイルの作成・読み込み機能
自動調整した状態のデータを保存して、ネットワーク上にある他のPreferVisionでデータを読み込み、自動調整させることで、遠隔地においてもまったく同様なシステム環境を維持することができます。

●恩スクリーンによるユーザーインターフェイス
前面のボタンを操作し、恩スクリーン上で簡単に各設定が行えます。

●キャリブレータに高精度色度センサを採用
高精度色度センサの採用によって、正確なホワイトポイントの測定、及び調整が可能になりました。

●画面への映り込みを防ぐ遮光フード&ボディーカラー
ディスプレイ画面へ室内光が映り込むことを防ぐ遮光フードを標準装備し、ボディにニュートラル・カラーを採用していますので、ディスプレイ画面への映り込みが最小限に抑えられ、色の評価を正しく行うことが出来ます。

●2系統入力装備(BNC/D-sub)
 
2台のホストコンピュータを同時に接続し、前面のボタンで切り替えて使用できる、2系統入力コネクタを装備しています。

●USBハブを装備
1アップストリーム、4ダウンストリーム


■メインメニュー画面

■ジオメトリー画面

■ジオメトリー画面

■AKBコントロールダイヤグラム

■入力部


■出力部
 



■仕様
型式 QCMS-0020
ブラウン管 21インチFSタイプ
走査周波数 水平30kHz〜92kHz  垂直50kHz〜150kHz
色温度調整
標準登録色温度 5,000K/6,500K/9,300K
色温度調整範囲 3,000K〜10,000K
入力信号メモリ プリセット8
ユーザー16
電源電圧 AC100V〜120V/AC200V〜240V、50/60Hz
入力信号
映像 アナログRGB 0.7Vp-p
同期 Sync on Green 0.3Vp-p
外部同期(コンポジット・セパレート)TTL
入力信号 映像 アナログRGB 0.7Vp-p
同期   Sync on Green 0.3Vp-p   
外部同期(コンポジット・セパレート)TTL
外形寸法 492(W)×480(H)×510(D)(遮光フード未装着時)
重量 約35kg
付属品 遮光フード、プレシジョンキャリブレータ、プレシジョンカラー、シリアル通信ケーブル、信号ケーブル、電源ケーブル、 Macintosh用ディスプレイアダプタ


●PhotoShopはアドビシステム社の登録商標です。
●本製品は、改良のため予告なく仕様を変更することがあります。
Specification are subject to change without prior notice.

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